西武20153FのCPを見る
西武鉄道の最新系式の20000系は空気圧縮機が従来と異なるタイプの、業務用掃除機のようなCPを使用しているのですが、モハ20353だけが例外のようです(後述するようにハヤトチリ、の可能性ありです)。
まずは、20153FでCPを装備しているもう1両のモハ20953は写真のように、他の20000系と同じCPです。
一方、モハ20353の方は下の写真のようになります。
CP部分のアップは次のようになります。
モハ20953 (AR1444-RW20) | モハ20353 (HS-20-4) |
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『鉄道ピクトリアル No.716』(西武鉄道特集臨時増刊号)掲載の小林尚智著「私鉄車両めぐり169 西武鉄道」によると、20000系は、6000系と共通のHS-20-4というコンプレッサーを装備して登場したそうです(除湿装置は異なるようです)。モハ20952から新型(業務用掃除機似?)のAR1444-RW20が試用され、モハ20953(M6車)にもこの新型が波及。その後に登場した20154F〜20156Fも、20153Fと同様に、M6車は新型のAR1444-RW20、M2車は在来のHS-20-4を装備して登場したそうです。
つまり新製時から20153FのCPは、M6車のモハ20953とM2車のモハ20353とでは異なっていたわけです。
AR1444-RW20はスクリュー式のコンプレッサーだそうです。
20000系はモハ20353以外は業務用掃除機CPだと思っていたのですが、そうでもない可能性があるようです。他の車両は最新型に交換され、残るはモハ20353のみの可能性もありますが、気を付けて見てみたいと思います。
掲載した写真はすべて2007年4月1日の撮影です。
(2007年4月8日追記)"M2"車と"M6"車が一部 誤っていました。修正しました。
(2007年4月21日追記)20156Fも、20153Fと同様のCP配置であることを確認しました。
(2007年4月22日追記)20155Fも20153Fと同様でした。念のため。
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