西武鉄道の車内「非常通報ボタン」はただのボタン?
西武鉄道の2000系以降の車両に取り付けられている、車内の「非常通報ボタン」・「非常通報器」について、西武鉄道へ問い合わせてみました。
乗務員室内の白い電話機は「受報器」と言い、これがある6000系・9000系・20000系と一部の2000系(N2000系を含む、以下同様)は、乗客と乗務員が会話できるそうです。ただし、受報器がある2000系とない2000系を連結した場合、会話できないこともあるそうです。受報器が運転室側だけにある場合は、停車してから運転士が対応することになる、ということのようです。
受報器が設置されていない2000系と3000系でも警報は乗務員に通知されるので、なしの礫となるわけではない、とのことでした。
「非常通報ボタン」にスピーカー・マイクのような穴が開いていますが、必ずしも会話できるわけではないようで、警報音が鳴るだけの場合もあるそうです。
会話ができないタイプの編成で警報ボタンが押されると、乗務員室内に警報音が鳴り、車両側面のランプが点灯するそうです。前述のように、押された警報ボタンでも警報音が鳴ります。
携帯電話が普及していますし、レイプを見て見ぬ振りする乗客(JR西日本の特急の乗客の一部)ばかりなら受報器があっても意味なしですし、設置に意味があるのかよく分かりませんが、サボっていると世間がヒステリックに批判することもあるでしょうし、難しいですね。
なお、JANJANという市民メディアに、「乗務員と話せるのかどうか、それが問題だ−「非常停止ボタン」の使い方(2)列車編」という記事が掲載されていました。
JANJANはあまりバッシングされていないようです。オーマイニュースが一時期 あんなにバッシングされたのは、出自が韓国だからでしょうか。我がブログも、多くの人にはどうでも良いことを扱ってはいるけれど、市民メディアのようなものではある、と思いつつ、...。
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このエントリーは6月17日午前5時52分に投稿しました。そして、追加の問い合わせに西武鉄道からいただいたご回答(メールの送信時刻は20時9分、残業されているのでしょうか、おつかれさまです)を、2007年6月18日21時30分ころに加筆いたしました。
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コメント
トラックバックいただいたブログさんに、"それに、今の日本は、被害者より加害者の人権が優先される「やられ損社会」。"とありましたので、コメントしておきます。
こう言うことを書く人は、被害者と、そして加害者としての経験があり、加害者の方が得であると実感した方なのでしょうか?
そもそも被害者とは、害にあっているわけですから、加害者より損をするのは当然です。
被害者の人権を加害者の人権より1万倍尊重する社会が例えあったとしても、殺された人を生き返らすことは不可能です。
やられ損社会なのです。
投稿: 鈴木やす | 2007年6月20日 (水) 22時54分
声の大きい人の思いこみで、無関係な人が犯人とされてしまい真犯人が逃げ延びることになっては、被害者は浮かばれません。このようなえん罪を防ぐため、被疑者の人権を守り、裁判で公正に罪状を判定する必要があります。
被疑者と加害者は異なります。
以上は、現代社会の常識。
以下は私の好み。
人間的にとても下劣な奴がいたとしても、私が偉いわけではありません。相対的にそいつより私はマシなのかもしれませんが、だからと言って、私が立派な人ではありません。
加害者をいびりいじめるのは嫌ですね。犯罪の加害者をかまっている暇があったら、前パンを追いかけていたいと思う次第です。
暴力にさらされている弱者を守る義務は、一般市民にはないのかもしれません(もしかするとあるかもしれないけれど私は知らない)。でも、守ってあげられれば誇りに思いますし、守ってあげられなければ、まあ、何と言いますか、そういうことは、早く忘れるようにします。そういう事情がありますので、守れなかった自分を正当化するための言い訳を考えたりはしません。
投稿: 鈴木やす | 2007年6月20日 (水) 23時09分