暴力が犯罪でないと思っているのは権力者だけ?
日本民営鉄道協会(JRを含む私鉄の業界団体)と警察庁・国土交通省が連盟で、「車内での暴力行為は犯罪です」(写真)という、車内広告・駅貼りポスターを掲出しています。
私は思うのです、暴力行為が犯罪でないと考えているのは、自爆テロを行うような狂信者、極左・極右な方々だけだと。
このポスターが想定しているのは、すぐキレて乱暴狼藉をおこなうアンちゃん・ネエちゃん・おっちゃん・おばちゃんで、組織的暴力行為は範疇外だと思います。そして、「アンちゃん・ネエちゃん・おっちゃん・おばちゃん」にしても、キレた時点では、「大切なもの」や「暴力行為は犯罪」であることは、知ったこっちゃない状態、だと思うのです。キレるとは、そういうことです。
お金を使ってポスターを作るのであれば、キレた人々を正気に戻す良い方法、キレやすい人々をもキレないようにする、一人でも可能な車内環境の作り方、をPRしていただきたいと思います。
「平気で暴力行為を行う輩が多いから、電車には乗らないほうが良いよ」、と、このポスター、読みようによってはとれます。というか、そのようなPR効果しかない、と私は思います。乗客を不安にするだけで、百害あって一利なし、です。
また、狂信者や極左・極右の人々だって、目的が崇高だから自らの「暴力行為」は暴力でない、と考えているだけで、"車内での暴力行為は犯罪です"は常識と考えている、かもしれません。
ノック・元大阪府知事(故人)の例を見るにつけ、タイトルのようなことも考えてしまう次第です。
ついでに、痴漢は犯罪です、というポスターについて。
数年前に東京都が女性の乗客を対象に駅構内で実施したアンケートでは、痴漢をしても我慢してもらえる確率が50%だったか、考えようによっては痴漢を試してみる価値はある結果でした。学校・職場などで、痴漢にあった場合の適切な対処方法を教育し、痴漢されたら少なくとも嫌がる・逃げることを訓練したほうが良いのでは、と、私なぞは思いました。ちなみにこのアンケート結果は、アメリカの鉄道雑誌『Trains』のウェッブサイトのニュース欄でも紹介されていました。AP通信が配信したようです。
ホントに痴漢は犯罪なの、みんな嫌がらないよ、もしかするとオレのテクニックが効いているのかな、が、痴漢な方々の本音かも、しれません。私は、知らない。
健全な良識を持つ皆様のコメントをお待ちしております。
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