下り快速の西武・ひばりヶ丘駅副本線着発は時隔短縮狙いな模様
2007年3月6日改正のダイヤから、下り快速列車が、追い抜かれるわけでもないのにひばりヶ丘駅の副本線(1番ホーム)に入る、交互発着のメリットはないだろうし、理由が分からないと以前に書きました。
快速列車の副本線着発はしかし、交互着発による運転間隔の短縮が狙いのようです。
下り快速列車の前に、清瀬どまりの、地下鉄から直通の普通列車がひばりヶ丘駅の本線(2番ホーム)に着発します。
快速は大泉学園駅と保谷駅を通過しひばりヶ丘まで来ますので、この普通列車に追いつきます。本線の場内信号は赤となり、駅手前でしばらく待つことになります。副本線(1番ホーム)着発ならば、場内信号は黄色となり、徐行ではありますが、ひばりヶ丘駅へ入ることができます。

2008年3月16日、ひばりヶ丘駅に到着する3721レ先頭車から撮影。
ひばりヶ丘駅の本線(2番ホーム)に先行の6619レが停車中。一番手前の閉塞信号は緑。2番線着発ならばこの閉塞信号は黄となっているはず。
この時点で、もう一つ奥の第1場内は、本線が赤、副本線が黄色。さらに奥の第2場内は、副本線が黄黄で進入可能。
3721レが駅に近づいたときには6619レが逃げているため、第2場内は、副本線が黄、本線が赤となっていた。
なお快速もひばりヶ丘からは各駅に停車するので、混雑平準化の観点から、追い抜きはさせないのかもしれません。
普通列車の清瀬駅での折り返し時間に余裕がない、ため、という可能性もあります。6619レの車両は清瀬駅で2番ホーム(上り副本線)に入り、そのまま折り返します。引き上げ線へは入りません。
このエントリーは2008年3月17日16時54分に自動公開されました。
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コメント
以前ひばりで実見した時になんかのカラ退避かとも思いましたがやはり信号がらみの結果でしたか。
6月からの新ダイヤでどうなるか興味しんしんです。
投稿: なるさん | 2008年3月18日 (火) 16時21分
なるさん、こんばんは。
乗っているとあまり感じないので優秀なダイヤなのかもしれませんが、時刻表を見ると、地下鉄直通が連続している時があったり(平日のひばりヶ丘駅の上りの12時7分から21分の間など)、イマイチな印象を持ちます。この交互発着もそのカバー策なのかな、と思ったりしています。
石神井公園駅で工事が続いていますが、副都心線開業はかなりインパクトがありそうですね。新ダイヤ、私も楽しみにしております。
投稿: 鈴木やす | 2008年3月20日 (木) 22時03分