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2008年10月25日 (土)

映画の感想、『宮廷画家ゴヤは見た』

2008年10月25日は、西武鉄道の「北辰(ほくしん)の梟(ふくろう)号」のお帰りにお付き合いした後で、映画『宮廷画家ゴヤは見た』を観てきました。

映画館では閑古鳥が鳴いていましたが、よくできた映画だったと、私は思いました。池袋で上映していますので、よろしかたら、御覧ください。

ゴヤはフランス革命と同時代を生きたスペインの画家です。スペイン王室の宮廷画家になった人ですので、野心的な人でもあったようですが、社会や人間の暗い部分を描いたことでも有名です。当時のスペインにはカトリック教会の異端審問があったり、戦争があったり、良い時代ではありませんでした。

ゴヤは晩年にフランスへ亡命し、生涯を終えました。

この映画は基本的にフィクションですが、宮廷画家ゴヤの人物像を軸に、哲学的な、人間の業といったものが描かれていたと思います。

ラストシーンが印象的でした。客観的には悲劇の加害者と被害者の二人を(うち一人は死体)、何も知らない子供たちが、楽しそうに歌いながらはやし立てる。

そして、最後に、怒りを含んだゴヤの自画像。

数年前に国立西洋美術館でゴヤの展覧会がありました。小さな自画像が展示されていました。映画の自画像より若いときのものだったのか、もっと楽天的なお顔でした。映画の自画像には、ちょっとビックリでした。

またこの映画のパンフレットには、某映画評論家さんの批評が載っていたいのですが、よく映画を見ないで書いたと思われ、なかなか興味深かったです。

あれを"愛"と言うのであれば、大学の教授が卒業をネタに脅し、女子学生に性的関係を迫り妊娠・出産させてもみんな"愛"になってしまいます。

ホテルのバーは高くはない、とおっしゃる麻生太郎・総理大臣であれば、あれは"愛"だと言うかもしれないな、と思いつつ、...。


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コメント

麻生首相に関しては、
http://www.news.janjan.jp/living/0810/0810270277/1.php
に面白い話題がありますので、よろしかったらどうぞ。首相本人と言うよりは、警察のお話ですが。

公安幹部を謝罪させれば麻生氏の株も上がるのでしょうが、マスコミさんはあまり報道していないので、無理でしょうか。

なお池袋でも、ジェンダーフリーの人がデモをしていたら公安が難癖つけて、女性活動家の服を脱がせて捕まえた、というお話を某雑誌で見ました。ジェンダーフリーなんだから、女だからといって気にするな、という、低劣な考えに基づく公安の行動な気もしますが、テロってな~に、とお聞きしたいような、気もします。

明朝、テロってこういうことだよ~、と言って包丁持った人が近づいてこないことを願いつつ、...。

投稿: 鈴木やす | 2008年10月27日 (月) 22時44分

急行飯能行きに乗車中。
中吊り広告にSG!!

投稿: 自由新報 | 2008年10月28日 (火) 21時34分

自由新報さん、こんばんは。

今回のSGI広告はレイアウトがこれまでと変わっていましたね。

今 思うと、縦書きから横書きに変わっていた気もします。「勝利」の文字も見かけませんでした。相変わらず名誉会長のお写真は載っていましたが。

投稿: 鈴木やす | 2008年10月30日 (木) 21時43分

読んでくださった方、こんばんは。

28日は少々緊張して過ごしましたが、特に変わったことはありませんでした。でも、ここ数日、警官を身の周りによく見かけます。池袋駅構内で制服警官二人が、見た目ネパール系の外国人男性に職質しているところを見てしまったりもしましたが。

閑話休題。

ジェンダーフリーの池袋のデモの件について。

ジェンダーフリーなんだから男も女も関係ないだろ、と言うことで、公安の皆様がどさくさにまぎれて女性活動家の服を剥いだのだとすると、公安の皆様はこれまで、男性活動家の服もどさくさにまぎれて剥いで連行していたことになります。これまでは女性だからと遠慮していたけれど、今回は「ジェンダーフリー」だから気にしなかった、ということですから。

ただ、女性だからと服を剥がなかったかということは、職務遂行上、活動家を連行する際に服を剥ぐことは必須でない、ということになります。

したがって、男性活動家の服を剥ぐことは、公安の皆様の好みに由来することになります。公安の皆様は、男性の服を剥ぐことがお好きだった、ということですが、一般的に、公安の皆様は男性です。

個人の性的嗜好をとやかく言うことは私の主義にも反しますので、ここまでで止めておきます。

なお渋谷の一件では、男性が3名 警察に捕まっていますが、この方たちの服は剥がされていないようです。

したがって、公安の皆様の性的嗜好に関する私の、上記の心配は、杞憂となります。

ただし翻って考えると、ジェンダーフリーの女性活動家だけは服を剥いで捕まえる、とも言えるわけです。私の知る事例はこの一件だけですが、今後 事例を積み重ねることで、公安の皆様の嗜好を分析していきたいと思います。

僕たちの嗜好を教えてあげよっか~、と明日の朝、警察手帳を持った方が私の前に現れないことを願いつつ、...。

投稿: 鈴木やす | 2008年10月30日 (木) 21時57分

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