« なんだかスッキリの西武新宿線・高田馬場3号踏切周辺 | トップページ | 09年2月14日の西武池袋線 »

2009年2月14日 (土)

地球温暖化防止、「ものども、後は任せた!」?

2009年2月に、西武池袋線の池袋駅構内(東京都豊島区)で撮影した、コカコーラの飲料自動販売機の背中です。

"地球温暖化防止を、身近なところから。 / だから、地球にやさしいノンフロン自販機です。"と書かれています。



090214ike

最初にこの背中に気付いたときは、"だから、~"以下が目に入らず、タイトルのように感じました。みんな、地球温暖化は大切だよ、がんばろうね、という趣旨かと思い、「お前はそれで、おしまいかい?」と思ったりしたのでした。

よく見たら"だから、~"以下があり、フロン未使用の自動販売機をアピールしていたと気付いた次第です。

新しい電車の制御装置にも、フロンが使われていた時代があったようです。10年ほど前の、サイリスタチョッパ制御やVVVFインバータ制御の新型電車の紹介では、スイッチング素子(半導体)の冷却を代替フロンや水、風で行う、と誇らしげに書かれていたと記憶しています。

ウィキペディアの「フロン類」によると、1990年代中頃には日本での新規のフロン使用は禁止され、機器廃棄時のフロン回収も義務付けられています。ノンフロンの飲料自販機は当然、ではない、のでしょうか?

私の第一印象は間違っていたけれど、このPRイラスト自体は眉唾な気がします。

事情を御存知の方は、コメントいただければと思います。

なお地球温暖化防止を口実に、原子力発電の見直しが欧米で起こりつつあるようです。

原発から出る放射性廃棄物はフロンよりもさらに厄介な物質です。

木を見て森を見ず、とならないようお願いしたいものです。

ところで、今日の東京は暖かでした。乗車した西武30000系の電車は途中から空調が入りました。窓を開ければ気持ちよい風が入るのに、です。もったいない話です。

一方、鉄道貨物協会が実施している「エコレールマーク」の、初の認定商品となったハウス食品の"2000ml 六甲のおいしい水"はなかなか偉いと思います。

私が生活している範囲のコンビニやスーパーで、この"六甲のおいしい水"を見ることがないのです。いくら鉄道貨物輸送を利用しているからエコだと言われても、兵庫県から、水の豊富な関東へ、わざわざ水を輸送していては、本末転倒。「六甲のおいしい水」は、兵庫県とその周辺だけに出荷されているのでしょう、おそらく、たぶん、きっと、....。

冒頭の写真のコカコーラの飲料自販機にもミネラルウォーターがあります。以前に購入した商品は、山梨県の水でした。念のため。


|

« なんだかスッキリの西武新宿線・高田馬場3号踏切周辺 | トップページ | 09年2月14日の西武池袋線 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地球温暖化防止、「ものども、後は任せた!」?:

« なんだかスッキリの西武新宿線・高田馬場3号踏切周辺 | トップページ | 09年2月14日の西武池袋線 »