鉄道の安全をめぐる話題
アメリカ合州国はワシントンの地下鉄で、列車衝突事故がありましたが、イタリアでは液化石油ガスを輸送していた貨物列車が脱線し爆発炎上、沿線住民15人が死亡する事故が2009年6月29日23時50分ころ(現地時間)に発生しました。
その昔の鉄道雑誌(『鉄道ジャーナル』)にJR貨物の方が、国鉄のタンク貨車から積載物が漏れたことはない、と書かれていた記憶があります。でも、米軍の燃料を輸送していた国鉄の貨物列車が1967年に新宿駅で衝突・炎上した事故は有名ですから、私の記憶違いかもしれません。
中国でも、6月29日未明にチン州駅で列車の衝突事故が発生し3人が亡くなりました。
一方 日本では、2008年2月24日に湘南モノレールで発生した列車暴走事故の調査結果が、6月26日に公表されました。
新聞記事によると、主制御装置(VVVFインバータまたはチョッパ装置?)からのノイズが列車制御のコンピュータを誤作動させ、力行指令が消えなかったようです。
またJR東海は東海道新幹線のN700系で時速330kmの走行試験を、11月に米原~京都間で実施するそうです。名古屋市で開催する「高速鉄道国際シンポジウム」に出席する世界の関係者が乗車しての試験と、新聞記事では読めます。
みんな一緒に暴走して、どこか遠くへ行ったりはしないのでしょうが、瓢箪から駒、という諺もありますので、....。
朝日新聞の2009年6月30日朝刊・科学面に、「初代ミニ新幹線 引退へ」という記事が掲載されていました。2009年度で引退する、JR東日本の400系を紹介しています。
1992年に開業以来、400系が原因の死傷事故は発生したのでしょうか。
発生せずに引退ならば、真の名車(運も実力の内、ですし)。
揶揄するようなことを書きましたが、設計がいくら良くても現場が使いこなせなければ名車になり得ず、その逆もまた真です。
価格半分・コスト半分をうたい文句に登場したJR東日本の209系は、京浜東北線から撤退後 房総地区へ転用されます。
乗客の命の価値が半分ということはないのでしょう。量は二分の一くらい?
昨日乗車した西武30000系の列車は、入間市駅を発車直後、非常制動がかかりました。「急停車します、ご注意ください」の自動放送が流れ速度はガクンと落ちましたが、止まりはせず、その後は通常の走行に入りました。安全装置が作動したと車内放送がありました。
この列車は、大泉学園~保谷間の踏み切りで異音がしたので急停車し点検した、という理由で遅れていました。
私が体験した非常制動は急カーブ区間でしたので、おそらく速度制限に引っかかったのだとは思いますが、スピードがいつもにくらべ特に速い感じはありませんでした。
以上、素人の目についた鉄道の安全に関する話題をまとめました。
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