拝啓、井門 義博様、宗教政党にも注意が必要かと
有名な鉄道模型店"Models IMON"の社長さまでしょうか、井門 義博氏がブログを始められた、とのことで同社のウェッブサイトのトップページに告知がありました。
リンク先はブログの「鉄道の危機を救え!」でした。高速道路の無料化、ガソリン暫定税率廃止を主張する民主党を批判し、"自民党に投票して民主党政権を阻止しなくてはいけません。"とまでおっしゃっています。
鉄道がいくら元気でも鉄道自殺が同じように元気(多発)だったら本末転倒で、鉄道が衰退したいしても自殺したい人が少ない社会の方が私はベターだと思います。
閑話休題。
民主党の政策集には「鉄道政策と鉄道外交の推進」という項目があったり、公共交通を無視しているわけではありません。
無料の高速道路を国土に張り巡らせているドイツで公共交通が衰退しているわけでもないと思います。
本当はトラックバックを送りたいのですが、...。
井門さんと、民主党・前原 誠司氏と親しい関係の模様のネコ・パブリッシング(月刊誌「レイル・マガジン」などの版元)との関係に少し興味が沸きます。
民主党を擁護しましたが、この党は百点満点、みんなで投票しましょう、と私が思っているわけではありませんので、念のため。
ところで、元・日本テレビのキャスターという女性が、幸福実現党の立候補予定者ということで駅前に立っていました。
政教分離について尋ねると、戦時中、国家神道が他宗教を弾圧していたので、それを反省したのが現憲法の政教分離である、とのお答えでした。
第20条は冒頭"信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。"とあり、この女性はこれを根拠にしたのでしょう。しかしこれは信教の自由です。
政教分離とはその後の"いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。"や同条3項"国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。"、第89条の"公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。"が該当します。
立候補予定の女性は、これを知ってて無知な大衆を騙しているのか、単なるアホか?
いずれにしても、投票に値しない人物です。
私がここに書かずとも、幸福実現党に投票する方は元々 いないと思いますが、記録を残すという意味で、ここに記した次第です。
公明党の候補者にも同じ質問ができたら、結果はご報告したいと思います。
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コメント
http://www.youtube.com/watch?v=YPTA4Te300M
政教分離の趣旨
大川隆法のほうが正しく感じるぞ。
投稿: カアタン | 2009年8月 8日 (土) 00時56分
井門 義博様は、いろいろと手広く事業をやっていて、多分お金持ちでしょう。MODELS IMONのお客も特に16番やHO1067のお客は金持ちでしょう。お金持ちは下手に民主党が政権を取って税金を上げられたら、困るというのが本音でしょう。「高速道路が無料になる→鉄道がなくなる」と井門様が本当に考えているとすれば経営者としては、?な方ですね。
投稿: 通りすがりの貧乏人 | 2009年8月 8日 (土) 01時40分
いろいろ書きたいことがある話題の登場ですが、あえて控えることにしましょう。基本的には鈴木さんの言われることに同感ですし。
ちなみに、ほかのサイトやわが新聞で今まで「稀代の悪制度」裁判員制度反対の意見を綴ってきました。この裁判員制度については各党とも態度がいいかげんで、民主党に至っては一部の議員が見直しを言う以外はほとんどが賛成。だから、この制度に関しては政権が代わっても廃止はほとんど見込めない。だから民主党政権はダメだ、ということにはなりませんが、生活者を大切にするなら、苦役でしかないものに強制徴用せず、安穏に生活を送らせてほしいものです。
●ちょっと(だいぶ!?)前の話
「国鉄と一体化の駅・武蔵境」
中央線の複々線高架化もたけなわとなり、すっかり変貌してしまいました。
武蔵境は離れ小島の西武多摩川線が分岐していますが、多摩川線はご存じのように砂利運搬のために敷設された貨物線が淵源で、中央線の支線のような存在でした。そのため、旅客輸送をするにあたり、私鉄だからと分離することはせず、中央線と同じホームを使用しました。地方では小私鉄あるいは豊橋駅(飯田線と名鉄が共用)のような例はあるものの、都内では実に珍しい光景でした。
島式の中央線の下りホームの反対側が多摩川線。乗り換えはただの一歩も階段を昇り降りすることなくそのまま反対側の電車に乗ればよかったのだから、究極のバリアフリーです。
残念ながら、高架化にともない、それぞれ別個に改札を設け、乗り換えも階段やエスカレーター等を使う当たり前の構造になってしまいました。地平駅時代には貨車がたくさん留置されていたであろう廃線状態の側線が数本あったのが思いだされます。
投稿: 縁有外史 | 2009年8月 8日 (土) 06時10分
●ちょっと(だいぶ!?)前の話
「国鉄と一体化の駅・東飯能」
今は駅ビルが立ち、橋上駅としてすっかり近代化された八高線との乗り換え駅ですが、以前はローカルな小さい駅舎と跨線橋だけのさびしい駅でした。そして、珍しく西武が管理をしていた当駅は、改札が分離されてなく、跨線橋で西武池袋線と国鉄(JR)八高線両方のホームがつながっていました。
以前は両線ともに貨車が通り、西武の駅とはいいながら完全に国鉄風景を現出していました。が、西武は貨物輸送を廃止、八高線も以前は石油や石灰石など活発に輸送していましたが、近年はその数も減り、しばらく待てば貨車が見られるという状況ではなくなってしまいました。
飯能駅はスイッチバックのため方向転換を強いられる輸送上のネックとなっています。そのため、元加治-東飯能間(正確には笠縫信号所-東飯能)に短絡線を設けて特急や貨物を通すといった計画があるものの、当然のことながら飯能の人たちの反発が強く、なかなか実現しないうちに貨物は廃止され、安比奈線と同じく「休止」扱いにして、用地だけは確保しておくという状態になっています。
ファンとしてはこの短絡線ができれば池袋線と八高線との乗り入れもできておもしろいのに、などと思ったりしてしまいますが。
投稿: 縁有外史 | 2009年8月 8日 (土) 18時37分
カアタンさん、こんばんは。
ユーチューブの動画は見ていませんが、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1226565357
の、同党よりのご意見の方と同じ主張と考えております。
まず
政教分離とは,ある特定の宗教団体が他宗教を
禁じて国民の信仰の自由を奪うことを防ぐもの
です.
との主張は、当エントリーで私が記したようにこれは信教の自由であり、政教分離ではありません。
また
同じように政教分離を唱えている欧米は
どうなりますか?欧米では政策等に
キリスト教が深く影響しています.
とのことですが、キリスト教には宗派が複数あります。つまり欧米であっても、個別の「宗教上の組織若しくは団体」や「宗教団体」が政治権力を行使することはタブーと思われます。
# 日本のお話であって、欧米は
# 関係ないんですが。
創価学会は公明党を支援しています。秘密でも何でもありません。信者個人は単に、幸せになりたいから公明党へ投票しているだけかもしれませんが、創価学会という団体レベルでは政治権力行使となり、創価学会という宗教団体は政教分離に反していると私は考えております。
# 信者に媚(こび)をうるために宗教団体を
# ターゲットにしているわけでは
# なく、政教分離の対象がそもそも
# 宗教団体だと思うからです。
自分で言うのも何ですが、この考えを他へ適用すると、たとえば平和を祈念する宗教団体が核廃絶を主張する政党を組織的に支援してもダメなので、一部 キリスト教系団体等が抵触しそうですね。仕方がありませんが。
これからまた出かけますので、ほかの方へのコメントには後ほど対応させていただきます。ご了承ください。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 8日 (土) 19時05分
ちょっとだけ踏み込みましょうか。
某宗教について、フランス国会ではカルトに認定したとか。
また、これについてはその宗教は認めたがらないし、とても嫌がりますが、もともと所属していた総本山から「破門」され、宗教とは認められていない。
ま、このようなことは関係なく、自分たちこそは正しい教えを信奉する宗教だ、と誇るのはかまいません。
ただ、たとえ批判や非難(=迫害)を受けても自分たちは正しいという自負があるなら、同じレベルで相手をやりこめるのではなく、寛容になってほしい。
ところが、その宗教の機関紙の毎号1面にある囲みコラムでは、激しい罵倒の文句の連続。せっかくラジオ等でその新聞の宣伝(とてもソフトなムード)をしているのに、これでは台無しです。
裁判員制度もその宗教が支持母体となっている某与党が提唱し成立までもっていったことは、その党のHPに誇らしく書いてありますが、この一事をもってしても他者(非信者、非党員・党友)にはまったく寛容ではない(=排他的)ことがわかります。
宗教によって排他度が違いますが、他者への攻撃がひどいものほど政治に参画、ましてや政権与党として国民の上に立つことはいかがなものでしょうか。
投稿: 縁有外史 | 2009年8月 9日 (日) 07時07分
通りすがりの貧乏人さん、こんばんは。
自民党が税金を上げない、と主張しているわけもなく、税金は井門氏のお考えには入っていないかもしれません。
「高速道路が無料になる→鉄道がなくなる」と本当に考えているのではないかと思います。高速道路を無料にするだけだと、地方の鉄道路線は厳しいと思います。鉄道にもそれなりの支援があれば別ですが。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 9日 (日) 20時39分
縁有外史さん、こんばんは。
裁判員制度は裁判員に義務(特に事前の思想調査)が多く問題はありますが、趣旨は悪くないと私は考えています(思想調査も、業務内容を考えれば、ないほうが不安ですし)。
飯能では、飯能駅近くのデパート丸広が東飯能へ移転するという話があります。以前 入っていた駅ビルへ戻る形となります。街の中心がすっかり東飯能へ移転することはないと思いますが(市役所は東飯能が最寄駅です)、もしかすると短絡線も動き始めるかもしれません(たぶんないと思いますが)。
以前の武蔵境のような構造の駅が、近代化でなくなっていくのは残念です。
池袋線と八高線の乗り入れは面白いですね。観光列車なら需要もありそうです。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 9日 (日) 20時50分
みなさま、こんばんは。
政教分離について。
憲法は「いかなる宗教団体も、~政治上の権力を行使してはならない。」です。権利を行使してはならない、ではありませんので、組織的に宗教団体が政党を支援することは許容範囲と思われます。
8日19時5分の私のコメントの"一部 キリスト教系団体等が抵触しそう"はおそらく誤りです(そもそもそういう宗教団体があるか、私は知りませんが)。
しかし、公明党は与党です。政治上の権利を行使していることは明らか。
ウィキペディアでは、「立法権、課税権、裁判権・公務員の任免権・同意権」などが政治上の権力として挙げられています。国会に議席を得るだけで、政治上の権利の行使は可能と思われます。
創価学会の信者個人の思いは別として、公明党の支持基盤である創価学会は同党へ影響力を行使でき、間接的に政治権力を行使していることになります。形式上は間接的になっているだけで、実際は直接的かもしれません。
この件については学界でも議論があるようですが、現在のところ、私は以上のように考えております。
いずれにしても政教分離について明確な嘘を主張する幸福実現党は、止めておいたほうがよろしいと思います。
# 鉄オタに注意されて止める人など
# 皆無であろう(もともと信者以外に
# 投票するひとなどいない)と
# 思いつつ、....。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 9日 (日) 22時14分
縁有外史さん、こんばんは。
カルト認定の件は私も耳に挟みましたが、本当でしょうか? 今でもカルトとなっているのでしょうか。
創価学会の教義は、
・お題目を唱えると良いことがある
・池田大作名誉会長のお話は良い
ではないかと、『となりの創価学会 (宝島SUGOI文庫)』を読んでの私の感想で、深い思想はないと思われます。
信者の皆さんもそこら辺は感じており、引け目を感じているのかもしれません。批判におおらかに対応できず、排他的になってしまうのかもしれませんね。
裁判員制度と公明党との関係はありますが、言いだしっぺは別として、制度がきちんとしていればそれはそれで良いのではないか、と思う次第です。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 9日 (日) 22時19分
みなさま、こんばんは。
創価学会の「お題目を唱えると良いことがある」の良いこととは、現在 生きていく上でのお話です。給料が上がるとか、そういったお話。
仏教の思想家としても名高いと法然や親鸞も念仏を唱えることだけが教義のような仏教を起こした訳ですが、こちらは、この世についての願望ではありません。死後の世界についての願望です。
法然・親鸞と池田大作名誉会長は、少し、違います。
# 法然や親鸞は名誉学位とかにも
# 興味なかったようです。
そういうわけで、創価学会がカルトと認定されることはあり得るだろうな、とは思います。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月 9日 (日) 22時28分
コメントありがとうございます。
井門氏のブログを見て「なんじゃ、これは」と思ったのですが、コメント欄もなく消化不良の気分のままで貴ブログを読んで思わず乱暴なコメントを書き込み失礼しました。
井門氏の鉄道への危機意識に共感できないわけではありません。
ECO社会に逆行する現在の高速道路の割引等の政策には賛成出来かねますし、そのことによって他のエネルギー効率の良い輸送手段にダメージが生じるなどは、本当に愚策と考えています。しかし、高速道路が無料化されることで、鉄道がなくなるから、自民党に投票すべきとの理屈は、飛躍がすごすぎます。
・あのブログが趣味の範囲と受け取ったとしても、趣味と実生活は別物でしょう。趣味の理屈で国の将来を選択するのでしょうか。
・具体的にどのような鉄道が廃止の危機に陥るのでしょうか。雑誌などを読んだり実体験からの個人的見解ですが、いわゆる地方の小鉄道(JRの地方線含む)の旅客は高速道路を自分で車を運転する人たちではないと思います。確かに新幹線の旅客の減少等の影響はありますが、冷静に分析する必要はあると考えます。
また、存在意義を失った組織体を無理に存続させることが、自分たちや子孫のためになるとは思いません。これは鉄道以外も含めてで、無駄な官僚機構を整理するのと同じと考えます。
(個人的、趣味的には鉄道は別とのへ理屈は捻り出せますが)
・税金ですが、自民党が考えている消費税のアップ、相続税の減税等は、比較すれば貧乏人に厳しく、金持ちに優しいと考えます。また、企業の立場では、法人税を自民党は減税、野党側は増税と受け取れると思います。
(税金の部分は、最近の模型価格が高価で貧乏人には手が届かなくなったことに対するひがみもあります、、、)
****
カルト教壇の件ですが、(個人的友人の)共産党員から聞いた話では、以前にサッカーの有力選手がトルシエに選ばれなかったのは、その選手がフランスではカルト教団に認定されている集団の信者だったからだととのことでした。
乱文失礼
投稿: 通りすがりの貧乏人 | 2009年8月10日 (月) 01時48分
初めに「自民党に投票すべし」という結論・狙いがあり、無料化により鉄道が無くなる、というのはあとからとってつけたような理屈にも思えます。
中曽根政権下で、国鉄再建法という、名前を聞いただけではすばらしいように思えるこの法律によって赤字線が次々と廃止され(第三セクター転換含む)、やがて分割民営化へと突き進んだわけですが、これは自民党がやったこと。これについては賛否いろいろありますが、自民党は鉄道思いである、野党ではダメだ、といったように決めつけてしまうのは乱暴ですね。
投稿: 縁有外史 | 2009年8月10日 (月) 05時38分
みなさま、こんばんは。
民主党など中道ですが、右派の自民党と比べれば一般庶民には民主党のほうが優しいのかもしれません、ね。
ただ、マルチ商法の理解者だった国会議員は民主党でしたし、「官僚支配」(というものがあるとすればの話ですが)打破も良いことばかり、ではないと思います。地方分権も、両刃の剣、です。
結局、今の政治家がダラシナイわけで、制度をいじるだけで世の中が良くなるとは思えません。
ただ、政権交代はした方が良いとは思います。小泉純一郎氏が公約(「自民党をぶっ壊す」)を守ったのか、もとから壊れていたのかは不明ですが、総裁が漢字をまともに読めないようでは、自民党が日本の保守政党とは、とても認められません。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月10日 (月) 21時31分
全国知事会が各政党(といっても共産、社民、国民新党は相手にしない)の地方分権政策のマニフェストを採点、1位がなんと公明党(66.2点。以下、自民60.6、民主58.3)。点数だけでいえば公明党を知事会として支持する、というわけで、悪い冗談はよしてくれ、です。本気ならなおタチが悪い。
投稿: 縁有外史 | 2009年8月11日 (火) 06時06分
縁有外史さん、こんばんは。
知事会は知事会、ご自由にやっていただければ良いのではないでしょうか。
上田 清司氏(埼玉県知事)や、石原 慎太郎氏(東京都知事)、橋下 徹氏(大阪府知事)メンバーな団体です。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月12日 (水) 21時17分
8月13日の朝日新聞 朝刊によると、「ワカモノ・マニフェスト策定委員会」が6政党のマニフェストを採点したところ、公明党が36点(100点満点)でトップだった、とのことです。
個人的には、長生きしてきた人たちの資産が多いのは自然、と思いますし、世代間格差を強調することは世代間の対立をあおることにもなると思います。
少子高齢化はありますが、"「世代間格差」が問題"とは言わず、"「世代間連帯」が課題"と言っては如何でしょうか。
全世代の貧乏人が連帯して、世代を問わず富裕層から所得移動(と言うのか?)を求めてはいかがと、...。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月13日 (木) 22時46分
東京都の練馬区の一部と豊島区が範囲の東京10区に立候補の、自民党の小池百合子氏が、幸福実現党と共闘するとのこと。幸福実現党の立候補予定者が立候補を取りやめ、小池氏を支援。
北朝鮮問題などで考えが一致している、とは小池氏のお考えのようです。
小池氏の後援会の会長さんは恥ずかしくて街を歩けないんじゃないかと同情してしまいますが、ご本人がこれなんですから、支援者も気にしないのかもしれません、ね。
投稿: 鈴木やす | 2009年8月18日 (火) 22時14分