東京都関連の天皇即位20年記念切符3種と部外者のお話し
東京都関連の都交通局と多摩都市モノレール・東京臨海高速鉄道の、平成の天皇即位20年記念切符が購入できました。
交通局は2009年11月12日(木)夜に購入。多摩都市モノレールは14日(土)、東京臨海高速鉄道は15日(日)の購入です。
図柄はいずれも二重橋です。モノレールとゆりかもめのデザインはほとんど同じ。
20年記念の式典は12日(木)にあったわけですが、モノレールとりんかい線はその日が過ぎても売れ残っていました。ゆりかもめもこの様子だと売れ残りかもしれません。
私が購入したりんかい線・大井町駅にはポスターがありましたが、モノレールと都営地下鉄の駅にはありませんでした。売る気がないのか?
石原 慎太郎・東京都知事などが教育現場で日の丸・君が代の強制に一生懸命だった2004年、強制に批判的なコメントを天皇が出しました。憲法を大事にする人と分かります。
一方、西武鉄道では、グループのプリンスホテルが、裁判所の命令を無視して、憲法が保障する権利である集会・結社の自由を踏みにじりました。
記念切符の発行は宮内庁の内諾・許可が必要と思われますが、鉄道会社に許可がなかったのかもしれません(理由は明示されなかったと思われます)。
石原 慎太郎氏 指導下の交通局などは、宮内庁の「木っ端役人」の言うことなど無視しろ、との知事の命令で都の"木っ端 職員"が仕方なく強硬発売した?
商店街などに即位20年を祝う飾りがなかった理由はよく分かりませんが、...。皆さん、興味がなかったの? 俺らより憲法の方が大事なのかよ、と怒ってしまった、とは思えませんし、...。
天皇制は「日本国民が世界に最も誇ることができる」ものと語る方(石破 茂・衆議院議員)もいらっしゃいますが、普通の人に天皇制は縁のない存在に思われます。
国民祭典で天皇が、「皆が協力して力を尽くし、良い社会を築いていくことを願っています。」と話しているのをテレビで見て、まるで他人事ね、さすがに高貴なお方は違うわ、と私は感じました。
しかしよく考えると、あの人は政治的なことは一切 やってはいけない人です。
慰問など、当たり障りのないことはできますが、これも政府の許可があればこそ。政府に楯突いたり、国民を指導してはいけません。
天皇は世襲の地位(?)ですから、このような縛りは必要です。不適切な人がたまたま長男として産まれて来ないとも限りません。
朝日新聞には、たまに、いまや右翼も天皇制から離れようとしているといったお話を書く人がいます。
しかし、上記の石破さんもいらっしゃいます。
街頭活動していた右翼の方に、天皇制はないとダメですかとお尋ねしたら、けっこう気色ばんで必要だと反論されました(数年前のこと)。
一部のコアな方にはまだ、天皇制が心の中にあるようです。
しかし一般の人は無関心。
民主主義や正義といったものに興味なく、井の中の蛙のプリンスホテルに嬉々(?)として協力した、節操ゼロの鉄道趣味人・団体もありました(私も<幽霊>会員の鉄道友の会も協力していたようです)。こちらへの自己申告はありません。鉄道好きの団体ですので、議論をふっかけても、仕方がないかなか、と。(11月16日 20時35分追記)
大鉄道博、のことです、念のため。(11月16日 20時35分追記)
国民祭典で自身が漏らしたように、天皇は社会の部外者でなければならない人です。
願い・祈り、当たり障りなく励ますことしかできません。
生活は保障されていますが、人として幸せなのかはよく分かりません。
今回は、天皇をちょっと政治利用させていただいた気がする鈴木やす でした。
石破氏のブログにトラックバックを送りましたが、1日 経っても反映されていませんので、無視されるのかも。念のため、もう一度。(11月16日 20時35分追記)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント