09年クリスマスの都電の日の丸、天皇在位20年の都行事記念でした
2009年12月25日(金)の東京都交通局 荒川線は正面に日の丸を掲出していました。
理由がまったく思い浮かばず、交通局へお尋ねしたところ「天皇陛下御在位二十年東京都慶祝の集い」にともない"国旗"を付けていたそうです。
東京都足立区の「区長のひとりごと」の「天皇陛下御在位二十年東京都慶祝の集い」によると、この行事の主催は「東京都慶祝の集い実行委員会」、委員長は東京商工会議所の岡村 正会頭とのことです。池袋の東京芸術劇場であったそうです。天皇自身の出席はなかったようです。
行事の中で日の丸を掲出するのは一般的です、学校の卒業式とか。
しかし今回は、任意団体主催の行事で電車へ"国旗"を掲出してしまいました。厚かましいような気がしますが、皆様、いかがでしょうか? 会頭がトップの任意団体ならば許される?
在位二十年を記念して掲出ならわかります、よ。
しかし今回は、それを祝うためとはいえ、言わば方便にした任意団体主催の行事です。
在位二十年そのものではなく、行事開催での国旗掲出。
任意団体の、天皇制の私的利用?
天皇制がお好きな方と日の丸を強制したい方は概ね一致しているようなので、一言。
日の丸は過去に、「神国日本」を唱えた狂信的指導者に利用されました。大勢の人が迷惑しました。日の丸が好かれなくとも仕方がありません。そして日の丸を強制すると、過去の狂信的指導者に間違われかねないと、なぜ気づかないのでしょうか?
いずれにしても、自分たち主催の行事で"国旗"を電車に掲出してしまうとは、はしゃぎすぎではないでしょうか?
こんなことを書いて公にしてしまう私 も、はしゃぎすぎ?
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コメント
「任意団体の、天皇制の私的利用?」は論理的には
誤りで「任意団体の、国旗の私的利用?」が
正しいと、思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし国旗の掲揚は基本的に自由だと思います。
掲揚したければ電車にいつでも付ければ良い
ものだと思います。広告の場合は広告料を
とらないとダメ、ですが。
今回は任意団体の、天皇制に関わる行事を
きっかけとした電車への国旗掲出です。
行事自体が任意団体の天皇制の私物化、と
考えられます。したがって、そのような
行事にちなんだ国旗の掲出は、
任意団体の、天皇制の私的利用?
となると思います。
天皇制は宗教でないのだから、東京都主催で
やれば良いのに、...。
投稿: 鈴木やす | 2010年1月 9日 (土) 21時03分
よく考えると、任意団体であっても
在位二十年を祝うのは勝手、ですね。
電車に日の丸を掲出するのも勝手です。
ただ、二つが結びつくと、やはり
おかしいと思います。
任意団体の勝手な行事を、交通局が
勝手に公認したことになります。
結局、在位二十年の行事のうち
その任意団体のものだけを、都が
公認したことになりまうす。
その任意団体は東京都内では天皇の
第一の僕(しもべ)と都が公認している
こととなり、その任意団体は天皇制
(と都)を自らの権威付けに利用する
ことになります。私的利用です。
投稿: 鈴木やす | 2010年1月 9日 (土) 23時02分
「東京都慶祝の集い」というと、まるで都が主催しているように思ってしまいますが、そうではないようですね。ところが、商工会議所がかかわっている。でも公的なものではない。このようにあえてあやふやな形態をとることが、どこまでこの人たちは天皇や国旗(としている旗)に対して思っているのか、悪いことをしているのではないし、心底お祝い申し上げたい、というなら、堂々と表明すればいいことです。
よく、いかがわしい訪問販売やチラシ、広告で「東京都指定水道業」とか「東京都○○事業所」といったように名乗るものがあって、全然都とは関係がないのに都が指定していると思わせたり、都の一部署であるかのようにかたるものがあります。これはどの府県にもあるし、官公庁を名乗るものが後を絶たない。現在は裁判員に選ばれたからその手数料としていくらを期日までに納めるように、と裁判所をかたってのまったくありえない、でたらめもいいとこのこういった請求書を送りつける者までいるとか。そういう連中と同列になってしまいますね。
投稿: 無名氏 | 2010年1月10日 (日) 08時48分
現憲法の天皇制に忠実ならば、
自治体主催でイベントをやると
思います。
「~委員会」は不自然ですね。
ちなみに、天皇制の政治利用に
敏感をアピールしていた羽毛田
長官も来賓として出席していた
そうです。あの政権批判の記者
会見も、政権が民主党だからだった
のかもしれませんね。
投稿: 鈴木やす | 2010年1月10日 (日) 19時33分
以前より拝読しておりますが、どうも鈴木さんは日の丸に過剰反応しすぎなのではないでしょうか。気に入らないものほど目に付くのは仕方の無いことですが。
自国民としての意識を高めるため、あるいは行事など様々なきっかけに国旗を掲揚するのは、世界中どこでも自然ななりゆきです。そこに公私の区別は必要ありません。むしろ今の日本の情況が異端的であると認識しなければなりません(その善し悪しは別としても)。
行事に託けて「門扉に日章旗を掲出しろ!」とでも石原が都民に言いつけたとすれば、それは「強制」でしょう。しかしそもそも今回の件も、前回の件も、交通局の車両に日章旗が掲出されたにすぎないことです。やはり「はしゃぎすぎ」ではないでしょうか。
不愉快な思いをする人がいる(可能性のある)ことはするな、と言い続けるのは、空虚な努力でしかありません。日本に生まれ、日本の国籍を有し、日本に住んでいる以上、たとえどんなに嫌いであっても、日章旗が目に入ることは諦めるよりないでしょう。
さもなくば革命を起こし、国旗を替えてしまうとか。時に政権はキャスティングボートであったはずの民主党が握りました、ちょうど良いのでは。
投稿: | 2010年1月14日 (木) 00時19分
名無しの権兵衛さん、こんばんは。
「日章旗が目に入ることは諦めるよりないでしょう。」
とのこと。
みんながあれで良いなら仕方がありません、ね。
私も、目に触れるくらい、構わないんです。
ただ、石原慎太郎東京都知事や
上田清司埼玉県知事などの
言動を見ていると、日の丸嫌いな
人たちへ、
日本人なら日本の国旗は好きだよな、
当たり前だ。本当は、目に入れたいほど
可愛いんだろ、と本当に目に入れる。
とやっているように見えます。
民主党も、国旗を変えたりはしないと
思いますよ。
投稿: 鈴木やす | 2010年1月14日 (木) 21時11分
無能な為政者によって日の丸が過去に
どのように利用されたかきちんと教育し、
過去の過ちを適切に認識した上で、日の丸を
国旗に指定したのならばそれはそれで、
意味のある行為です。
不祥事を機に新コーポレートマークを
制定した西武鉄道は、悪く言えば臭い
ものに蓋、嫌な過去はさっさと忘れよう、
ですから。
しかし、石原慎太郎東京都知事や
上田清司埼玉県知事はただ国旗だから、
と強制するだけ。
見識の浅さを感じます。
投稿: 鈴木やす | 2010年1月14日 (木) 21時35分