バリアフリー化が完成した西武池袋線・元加治駅
西武鉄道は、池袋線元加治駅のバリアフリー化を進めていましたが、2010年2月2日(火)正午から新トイレと改札横のオープンカウンターがサービスインしました。またエレベーターは2月10日(水)正午から使用開始となりました。
写真は一枚を除き2月20日(土)夕方の撮影です。

2010年2月20日、元加治、外から見た改札口。
左側が新設された案内窓口(オープンカウンター)。あまり駅員さんは見かけません。
新トイレの向かいへ精算機が移動しました。以前は改札口を入って左に曲がってすぐの所でした。降者客には以前の場所の方が目立つ気がしますが、薄暗いので、明るいオープンカウンターができた今となっては、新しい位置の方が良いのかもしれません。
ホームの池袋方から見た跨線橋です。エレベータが取り付きました。
跨線橋の中です。ホーム側から駅舎側を見ました。エレベーターは、通路から少し奥まっています。
また跨線橋内部の壁が塗り直されました。以前にご紹介した、階段天井の棒に巻き取られた幕は、この塗装作業を乗客から隔離するためだったようです。工事期間中に、天井に2本並んでいた棒の一方から他方へ、幕が移動していました。
駅舎側のエレベーターの地上部分をホームから見ました。左側が旧トイレ、そして改札口です。改札口からは幅 1メートルほどの狭い通路でここに出ます。JR西日本から絶交された元・同社会長にして、横綱審議委員会委員でいらっしゃる井手さんは問題ないと思われますが(体格をよく知らない)、お相撲さんは苦労することと思われますが、いらっしゃることはないでしょう。大相撲入間場所の最寄りは、入間市駅です。
ホーム側のエレベーターの内部です。跨線橋とホームで出口が反対なので、出入り口が向かい合っています。
エレベーターは2基とも日立製で、定員は、駅舎側が11名・750kg、ホーム側が13名・850kgでした。
ホーム上に2ヶ所 設置されているベンチ(4基)が木製に交換されていました。5日(金)朝に気づきました。飯能以遠の駅に設置されている、西川材のベンチで、木の香りが漂っています。
ホームから駅南側を見ました。工事用の資材置場・搬入口となり鉄板が敷かれ雑然としていましたが、きれいになっていました。駿河台大学のバス乗り場がよく見えます。
北側はまだ、片付けが残っているようです。
ホームから駅舎を見ました。手前の白い壁が、新しいトイレです。
新しいトイレは、男性・女性用の他に、車椅子用の大きなトイレも設置されました。
トイレの入り口の女性側にドライフラワーの生花(?)があります。他の改良駅にも同じような飾りがあります。

2010年2月2日夜(この写真だけ)、元加治、駅舎内の、階段から降りたところで撮影。
トイレ入り口が並んでいます。左端が、黄色い縦帯の入った車椅子用、正面左が男性用、右が女性用。
点字案内板や、低い位置の水飲みも見えます。
男性・女性のトイレ出入り口の横と、切符売場の横に、点字の案内板も設置されました。10日の朝まで、カバーがかかっていました(きちんとチェックしていませんが、おそらく)。
なお、階段付近のホームでは、小鳥が囀(さえず)るようになりました。
人が通ると鳴く傾向にあります。
赤外線センサーなどを備えているようですが、機械的なので、私は、嫌いです。
いっそのこと、本当の小鳥を飼えば良いのに、小鳥駅長とか、良いではありませんか。
「着々と進む西武池袋線の駅改良工事、10年1月11日の江古田駅など」へ。
「バリアフリー化工事が終わった西武・元加治駅の補足」(2月26日付け)へ。
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コメント
小鳥のさえずりは視覚障害者のための装置ではないのですか?
だとすると、本物の小鳥では意味がないことになります。
元加治は市の境目ということもあってか、駅前の開発が進まないようで
駅南側に広大な敷地がありますよね。
駅前の道はR299の旧道につながっていますし、
無料駐車場にすればパーク&ライドになって便利な気がします。
投稿: yamanotesen | 2010年2月21日 (日) 11時20分
yamanotesenさん、こんばんは。
小鳥のさえずり、視覚障害者には大して役に立たないと思います。かえって変な音がすると気をとられて、ホームの端から転落したりはしないでしょうか?
駿河台大学のみなさんが、駅を半周して北側の改札口から南側のバス乗り場までぞろぞろ歩いているのを見ていると、同情を禁じ得ません。
バリアフリー化してしまいましたし、さらなる改良は難しいかもしれませんが、パークアンドライドは良いかもしれませんね。
投稿: 鈴木やす | 2010年2月22日 (月) 21時54分