業務の後で記念式典に出席、10年3月28日の西武E31形電機
2010年3月28日(日)は、西武E31形電気機関車のさよなら記念式典が横瀬で開催されました。
所沢駅で新宿線のN101系10連をチェックし4113レで8時3分、飯能駅1番ホームへ到着すると、その横の側線にE31形と1217Fのプッシュプル編成が停車していました。ホームには警備員と、鉄道ファンの姿も。
駅すぐ近くの踏切にも、警備員と西武鉄道の職員(駅の助役さん?)、そして鉄道ファンが見えました。
飯能駅や横瀬駅で西武の職員さんにお聞きしたところ、武蔵丘から横瀬へ1217Fを回送するための甲種鉄道車両輸送列車で、飯能駅での折り返しは配線上必要なわけではないのだがそうすることになった、業務上の列車なので運転スケジュールは公表しなかった、警備員は鉄道ファンの安全対策でホーム等に配置された、1週間ほど前に警備の仕事の話はあった、ということでした。
解釈としては二通りでしょうか?
- 引退イベント当日に仕事をさせられるとはE31たちは安心して引退できない?
- 西武鉄道お好みの情報チャンネルにアクセスできるものだけに撮影の便宜を図った?
- 企業が公表する情報に嘘はないが、本当のことばかりではないと示唆。「鈴木やすの言うこと」にも一理ある、とか(プリンスホテルから私への返事はありません)。
西武鉄道のニュースリリース(リンク先はPDFファイル)"四日市の土壌汚染"や"踏切誤作動"などにも公表された事実の他にも何かあると思われても、これでは仕方がありません。
サプライズを否定はしませんが、不明朗な運営に限りなく近いと私は感じました。
この「業務上の必要」で運転された甲種輸送列車は、1番ホームから2118レが発車する前、8時8分に飯能駅から西武秩父方へ発車して行きました。
8時24分ころは武蔵丘信号所で1003レを待避。
横瀬駅には9時59分に到着しました。編成は(<-飯能)E34+1217F+E32+E31でした。
横瀬駅到着後は1217Fを側線に切り離し、(<-飯能)E34+E32+E31となって、駅 西武秩父方の引き上げ線へ入りました。
公表されていた横瀬~西武秩父間往復のさよなら運転の、11時15分の発車時刻まで1時間ほど、ずっと引き上げ線に3両は留まり、横瀬車両基地はE33と1217Fだけでした。
1往復くらい、サービスして会場へ来てくれてもバチは当たらないと思いますが、...。
さよなら運転は予定どおり実施されました。西武秩父からの復路は5分ほど遅れていました。横瀬駅の築堤に上がって撮影しようとしていた方が西武の社員さんに注意されていたので、遅れたのかもしれません。
午後は会場の横瀬車両基地で、E31を並べたりいろいろ楽しい催しがあったようです。
到着後は3両を引き上げ線に留め置いた措置は、好意的に解釈すれば、午前中はお買い物、午後は撮影と分けてくださったとなりますが、「西武鉄道お好みの情報チャンネル」アクセス可能な方には午前中は甲種輸送のおまけも追加となったわけですね。
なお私はさよなら運転の復路を撮影し、会場を後にしました。
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