最近あった海外の大きな鉄道事故、二つ
インドではたまに十人ほどが死亡する列車事故が起きていますが、先進国でもたまにあります。
比較的大きな事故が海外で二つ、最近(2015年2月)ありました。日本では起きないことを願いつつ。
アメリカで原油輸送列車が脱線炎上
現地時間の2月16日(月)13時20分頃、アメリカ合州国のウェストバージニア州フェイエット(Fayette)郡、チャールストン(Charleston)の南東約50kmの所でCSXの原油輸送列車が脱線しました。
20両が炎上し、翌日になっても原油の漏れが止まらない事故となりました。水曜日になってもまだ少し燃えていたようです。
民家1軒が燃え、近くの二つの町に避難命令も出ましたが、重傷や死亡した人はいないようです。
列車はノースダコタ州からバージニア州へ向かっていた109両編成で、すべてCPC1232形という新形貨車だった模様。
脱線した貨車が少なくとも1両、近くのカナワ(Kanawha)川に落ちたと報道されたものの実際は落ちておらず、原油が川に入った形跡もないようです。ただ小川(creek)には漏れたようです。
いずれにしても炎上しました。かなりの量が漏れたことでしょう。
参考
「Derailed CSX train in West Virginia hauled newer-model tank cars
」(ロイター)
「CSX plans to bypass crude train derailment site: state officials
」(ロイター)
「NTSB Gathering Information on CSX Crude Oil Train Derailment in West Virginia
」(アメリカの国家輸送安全委員会)
スイスで衝突事故
現地時間の2月20日(金)午前6時45分、スイスの首都チューリッヒの北30kmほどのラフツ(Rafz)駅でインターシティ(特急列車)が近郊列車と衝突する事故がありました。
少なくとも6人がケガ。運転士一人は重傷で、ヘリコプターで病院へ搬送されたようです。
駅を発車した近郊列車に、後ろから来たインターシティが衝突し、一部の車両は脱線し傾きました。
昨年も正面衝突の事故がスイスであったと思います。
スイスの鉄道は高品質とのイメージがありますが、疲れているのでしょうか?
参考
「Switzerland Zurich: Injuries as trains collide in Rafz」(BBC)
「Six hurt as trains collide in Switzerland」(Yahoo! News)
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