2020年7月17日に見た名鉄の 「無へいそく禁止」標識とオマケ
神宮前駅から犬山駅まで、「無へいそく禁止」の掲示が2箇所にありました。停止信号現示を越えて進むなということと思います。
異常時には一定の条件で無閉塞運転は認められているものと思いますが、イチイチ禁止を明記する鉄道会社は珍しいと思います。前日朝に名古屋本線で見た時(名古屋より南の丘陵地帯。写真はありません)はドキリとしました。
豊橋から名古屋へ戻るときにも目撃。
名鉄は何度も乗ったことがありますが、「無へいそく禁止」標識には今まで気付きませんでした。西武にはないと思います。
名鉄のそれは、先の見通しが良い閉塞信号機に付いてることが多いようです。停止現示でも、先に列車が見えなければ進みたくなるような所。
「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」は「第百一条 列車は、列車間の安全を確保することができるよう、次に掲げるいずれかの方法により運転しなければならない。」として「三 動力車を操縦する係員が前方の見通しその他列車の安全な運転に必要な条件を考慮して運転する方法」を挙げています。
必ずしも信号に従って運転しないと犯罪、というわけではないようですが、名鉄はいかなる場合でもここではそれは不可と掲示しているわけです。
また、名鉄は、連結面間が広かったように思います。貫通路上での方向転換が、西武よりも楽でした。20メートル車と18メートル車の違いかも知れませんが。
そして、オマケ。前日、三岐鉄道の富田駅で大量留置されていたフライアッシュ輸送の貨物列車です。
以上で、2020年7月の名古屋旅行の写真は終わりです。
なお翌朝の続きがあります(それをやるためにわざわざ名古屋へ行ったので、あまり名古屋で写真を撮るつもりはなかったけれど、結局 名古屋でたくさん撮ってしまった次第)。
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コメント
名鉄は貨物も走っている。特にJR貨物は珍しい気もします。
投稿: 小手指嵐ちゃんクリニック | 2020年10月 5日 (月) 04時58分
はじめまして。
名鉄の「無閉そく禁止」は、次の信号が中継信号機であるときに標示があります。
仮に無閉塞運転をしているときに中継進行現示を自列車への現示と思い込んで加速して先行列車に追突してしまうという事故が起きないように、次が中継の時には最初から無閉塞運転を禁止しているものと思われます。
投稿: 飛島 | 2021年2月19日 (金) 00時22分
飛島さん、こんばんは。
ご教示ありがとうございました。
無閉塞運転してるときに前方の中継信号機が進行現示してたら、さっきは停止現示だった、通り過ぎた閉塞信号機が進行現示に変わったと理解しても誤解ではないけれど、自分が無視した閉塞信号機を通過した列車がその前にもあったら、確かにヤバイですね、調子に乗って平常運転に復帰したら追突する可能性があります。
中継信号機が進行現示でも信じなければ良いわけですが、つい誤解する可能性はありますし、アレコレ考えると、「次の信号が中継信号機」の個所では「無へいそく禁止」にするのは賢いと、理解できました。
投稿: 鈴木やす | 2021年3月 5日 (金) 22時03分